以前の免許取立ての研修医は、夜間や休日などに市中病院へ行って当直のアルバイトをしていたのですが、新制度になってから初期研修中のアルバイトや残業は原則禁止となっています。
このことは卒後3年目以上の医師にその分の負担がかかってくることを意味しています。
また新制度以前のように大学医局に後期研修医が集まらないことから医師不足がおき同様に上の医師に負担がかかってきてしまいました。
要するに医師全体の数が減ってきているわけではなく、3年目以降の研修医がいなくなったわけではありません。研修場所を医局が指定するか研修医自身で選ぶかの違いによって偏りができてしまったということなのです。
このことは研修医が望んで研修を希望するような魅力ある医療機関である条件を整備する必要に迫られていることも示しています。
また、あまりにも研修希望者が多くなれば当然現場での指導者やその医療機関での症例にあたることのできる数が相対的に減ることにもなります。
厚生労働省はこうした事態をふまえ研修医を多く集めている医療機関に定員削減を要請するなどの方法でバランスをとるための調整を図る方向で動いているようです。
こうしたバランスをとるための制度の整備ということになると、本来どの医療機関がどのくらいの人数の研修医を育てられるのかという実態の把握やそれに合わせてどのように具体的に研修医の配分をするのかなどということがこれからの課題になってくるようです。
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